スチール缶のTFSは日本で生み出された

食品包装の始まりとも言われる缶詰は登場してから数々の改良が施され、金属缶の一つスチール缶に使用されているTFS(錫無し鋼板)は、日本で開発されたものとして知られています。

このTFSは、錫の代わりにクロムを使って鋼板に表面処理技術で薄く膜を作っていくことで製作されるもので、メッキを施す大きな理由である錆(さび)を防ぐという耐食性の向上に優れた手法とされています。

さらに、TFSは薬品にも強く、耐熱性にも優れているほか加工性や印刷といったデザイン面でも優位性があることから、またたく間に世界へ広がっていったと言われています。

その後もTFSを使ったスチール缶には改良が加えられ、製造技術の向上と相まって、缶自体の製作をはじめ食材の充填の高速化、素材の薄肉化(0.18mmも可能)で25gという軽量化も達成されたと言われています。