包装・大型物品の輸送の効率化とは

大物物品を輸送するときには、コンテナや木枠などで包装します。コンテナによる輸送は、大量の貨物を効率よく運ぶことができます。貨物を風雨から守ることもできます。コンテナには、日本国内の鉄道輸送で用いるコンテナと国際輸送で用いる航空コンテナ、海上コンテナがあります。木枠や木箱は、重量物や異型貨物の輸送で荷扱を容易にするためです。また外部からの力に対して中身を保護する目的で多く使われています。国際輸送で海上コンテナの大きさは、日本工業規格の国際貨物コンテナ外のり寸法及び最大総質量が定められています。また、各種コンテナの仕様はJIS規格によって定められています。航空コンテナの方は、ULD(unit load device)と呼ばれていて、パレットとコンテナに大きく分けられています。こちらも航空機によって大きさなどが決まっているので注意が必要となります。また、木箱や木枠を国際輸送で使用する場合は、検疫があることを考えておく必要があります。特に生木を用いた木箱・木枠、コンテナ内で使用するダンネージ材などの木枠梱包材には、国際植物防疫条約に基づく、植物検疫措置に関する国際基準No15が採択されていて、多くの国で採用されています。これは木製梱包材は、有害な動植物の侵入経路となることがあるからです。このため、該当する木材に対しては、定められた方法で熱処理や臭化メチル燻蒸処理を行って、所定のマークを表示することが義務づけられています。この場合の熱処理とは、木材の中心温度が56度に達してから30分間加熱することです。臭化メチル燻蒸処理は、温度に応じて48〜64g/cm2、24時間燻蒸することです。