レトルト食品包装

包装調理食品の中に、種々の加熱手段によって加熱されて食卓に供せられる製品が多く市場に出回っています。このような包装調理食品の製造には、レトルト食品包装の技法が最も一般的に適用されています。その他の技法としては、無菌充填などがあります。また、水分活性を低くした乾燥食品に加熱時に水を加えるタイプのものもあります。加熱手段としては、電子レンジ、電気やガスオーブン、オーブントースタなどが用いられています。

電子レンジでは、2.450MHzのマイクロ波で加熱が行われます。加熱の程度は、誘電体中の電場の大きさの2乗、誘電率、誘電力率、誘電損失角に比例するといわれています。損失係数が大きいほど加熱効率が良好で、プラスチックの損失係数は非常に低く、PEやPPなどのポリオレフィンが特に低い値になっています。

一方、食品に多く含まれている水の損失係数は高く、油脂の損失係数も高い値を示します。したがって、PPなどの極性基を含まないポリオレフィンの電子レンジによる発熱は、食品に比べて非常に少ないと考えてよいでしょう。水分を多く含む食品を電子レンジで加熱した場合、到達温度は100℃程度であり、油脂を多く含む食品で誘電損失係数も150℃を超えることは、加熱時聞を長くとった場合でもなく、電子レンジ食品用容器材料としては、融点が約160℃であるPP程度の耐熱性で十分と考えられます。

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