バリア性包装・容器の適用例

バリア性包装・容器の適用例として、香気成分を多く含む食品としては、めんつゆ、醤油、ソースなどの調味料、ワサビ、からしなどの香辛料、カレーなどの香辛料を多く含む調理食品などがあります。これら調味料の容器としては、現在PETボトルが最も一般的な容器となっていますが、ワサビ、からしなどの香辛料の容器としては、LDPE/EVOH/LDPE構成の多層ブローチューブ(ラミコンチューブ)が採用されています。

カレーはレトルトパウチがほとんどで、パウチの材料構成は、PET/アルミ箔/CPPで、バリア材にアルミ箔が使用され、内面材のポリプロピレンには香辛料がかなり収着されますが、外側はアルミ箔なため収着量には限界があり、また多量の香辛料が使用されているので、実質的には問題がないようです。コーヒー、紅茶、緑茶、果汁飲料などを容器に充填する場合、一般にフレーバーの保持特’性が重要となります。

飲料用容器としては、金属缶が多く使用されてきましたが、昨今PETボトルの使用量が増大しておりますが、フレーバー成分の非収着特性は良好です。ところが、ガスバリア性に関しては十分とはいえず、果汁飲料は酸素の影響を受けやすく、100%果汁の容器としては、PET単体ボトルはガスバリア性が不十分であるため、相変わらずガラスびんが一般的です。

他に、アルミ箔や蒸着フィルムをガスバリア材に用いた紙容器も使用されていますが、内面材としては、ヒートシール性が必要であるため、ポリエチレンなどのポリオレフィンが使用されています。しかし、オレンジジュースの場合、フレーバー成分であるリモネンのポリエチレンに対する収着性が大きいため問題となるため、ヒートシール性のある共重合ポリエステルを内面材に使用したものが開発されています。最近、ガスバリア性PETボトルとして、シリカ蒸着PETボトルや酸素吸収性PETボトルなどが開発されている。このようなPETボトルは、バリア性、非収着性に優れるため、100%果汁の用途にも適していると考えられる。このような用途のボトルとしては、その他にEVOHを内面材にしたポリオレフィン系多層ボトル(ラミコンボトル)があり、実用されています。

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